『番頭劇場』・・・・・いわゆる番頭が勝手に妄想する、事実無根のフィクションがこのように呼ばれています。
↑ここまでは、本当のお話です。
事務所の倉庫の窓を開けると、日当たりの良いひな壇のエリアが広がります。
横浜駅からも徒歩圏内の丘陵エリアで大きめのお家が建っている人気の住所です。
目のトレーニングを兼ねて近くと遠くの家を眺めます。
日当たりの良い頂上付近に昔、欲しかった家があります。
10年数年ほど前に同じ作りで2棟建った新築の大型住宅。
右側の棟は南と東に開口部分の多い日当たりの良い物件。
1階が、ガレージ2台と奥に倉庫兼ホビールーム。
階段を上がって2階に大型LDKとパントリーと廊下を渡って離れの仕事部屋、3階には大型バスルームの他4部屋、そして横浜港の花火が見える屋上。
売り出し価格は1億円で、最終的に8千万円後半ぐらいだったと記憶しています。
当時、高校生を筆頭に子供が3人で家族が多かった時期は最低4部屋必要だったので、広告の間取りを見ては住んでいる自分を妄想して住宅ローンのシュミレーションをしていました。
仮に2011年に8千万円をフラット35の当時の固定金利10年間1.7%で買えていたとして、10年経過した2021年3月のローン残高は約6千万円。
10年後ワイワイ騒いでいた子供たちはそれぞれ自分の道に進むために家から出ていき、残るは恐妻と自分。
子供のこと以外話題のない二人から子供を取ったら、なんのお話をするのでしょうか?
利便性の良い人気のベイエリアのタワマンなら買った当時の金額+αで売れた知人が何名かいますが、180㎡の土地は半分に割って売ることもできず、果たして残債を一括できる金額で中古となった物件が簡単に売れるでしょうか?
売り出された当時では想像もできない現在を思うとゾッとします。
そもそも当時の自分ではローンが通らなかったと思うのでやはり単なる妄想です。
金融機関の審査に勤務先属性という項目あることすら知りませんでしたので・・・・(涙)