『番頭劇場』・・・・・いわゆる番頭が勝手に妄想する、事実無根のフィクションがこのように呼ばれています。
~結婚と相性、どちらが先だったのか~
「結婚は相性がすべてです」
そんな言葉を、誰しもが耳にします。
若い頃は「なるほど」と頷いていても、今になって思うと。
――それ、先に分かるなら苦労しないって。
結婚前は多くの人が確かに“相性”を考えています。
好きな食べ物、休日の過ごし方、笑いのツボ。
一通りチェックして、「まあ合ってるだろう」と判断。
だが現実はどうか。
歯磨き粉は真ん中から潰す派と、端から丁寧に絞る派。
洗濯物は即たたむ派と、椅子に積む派。
冷蔵庫の開け方一つで、小さな戦争が起きる。
これが“相性”というやつか。
いや、これはただの生活習慣の衝突だ。
それでも不思議なもので、
大きな喧嘩のあとでも、翌日には普通に会話が戻る。
理由は分からない。
謝ったわけでもないのに、なぜか続いている。
多くのお客様から同様のご意見をもらいます。
他人と結婚して長年、夫婦をやっているとこんなことを考えます。
相性って、最初から合っているかどうかじゃなくて、
ズレたあとに戻れるかどうか
それだけの話かもしれないと。
完璧に合う人なんて、おそらく超少数ではないかと。
相性がベスト同士の知人夫婦も奥さんから「何度、旦那の首を絞めようかと思ったことか・・・・」という愚痴を聞いたこともあります。
でも、ズレても修正できる関係なら、
それは結果的に“相性がいい”と呼ばれます。
↓ここからも、本当のお話です。
「結婚って、相性だよね」と誰かが言います。
――でも、もしかしたら逆かもしれないと思うことがります。
結婚したから、相性を合わせていくんだ。
今日もまた、
歯磨き粉のチューブは真ん中から潰されていても、何も言わずにキャップを閉める。
――これもまた、
その夫婦の“調整済みの相性”なのだろうと思います。
