金曜日の夜は~番頭劇場 7/3

『番頭劇場』・・・・・いわゆる番頭が勝手に妄想する、事実無根のフィクションがこのように呼ばれています。

 
 
皆様からの素朴なご意見
 
攻撃型の仕事人の相と言われたことがあります。
 
仕事をしながら母親役を続けることに大きなストレスを抱えています。
毎日のお弁当、夕ご飯の支度を終えて待っていると、バイト先の娘から「今日はばんごはんいらないから」と悪気のないLineが入ります。
大学生を筆頭に娘が3人いるので夜のバスタイムと朝の洗面所での化粧タイムは激戦です。ビールを飲みながら作る夕食で体系もだいぶ立派になりました。
あと5年・・・・と自分に言い聞かせながら、夕食後の犬の散歩が唯一の自分の息抜きの時間になっています。

 

 
多くのお客様から同様のご意見をもらいます。

 

「親孝行の正体」

 

「人生のやることリストの一つに、母親を祖父の慰霊に沖縄に連れていく」

がありました。

今年はちょうど私の大吉方位。80歳の母も足腰は元気です。次の方位が良くなるのは5年後なので母の健康の予想がつかず善は急げということで急遽、沖縄行きが決まりました。

 

二人だけで行くのは気まずいので妹と甥をさそい結果として参加者は母、妹、甥、そして番頭の4人。

 

「沖縄の海はきれいだねぇ。」
「ホテルも立派だねぇ。」
「楽しいねぇ。」

 

母も妹も終始ご機嫌です。

 

番頭は心の中で思いました。

「やっぱり親孝行は旅行だな。」

ところが、旅行も終盤になって、母と妹が口をそろえて言いました。

「何が一番良いって、ごはんの支度をしなくて済んだこと!」

番頭は思わず耳を疑いました。

 

「えっ? 国際通りの買い物でもなくて?」
「首里城でもなく?」
「沖縄料理でもなく?」

すると二人は笑いながら、

「朝起きて献立を考えなくていい。食材の買い物もしなくていい。作らなくていい。片付けなくていい。それが最高なのよ。」

と言うのです。

 

↓ここからも本当のお話です。

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番頭はその言葉に妙に納得しました。

 

男は旅行というと、景色や観光地ばかりに目が行きます。

しかし女性にとっては、「今日のごはん、何にしよう…」という毎日の宿題から解放されることが、最高の贅沢なのかもしれません。

献立を考え、買い物をして、料理を作り、後片付けをする。

この繰り返しを何十年も続けることが、どれほど大変なことなのか。

沖縄の青い海より、その事実のほうが番頭の心には強く残りました。

旅行から帰ってきて、自分で食事のことを考えているうちに、

「あぁ、あの二人が一番喜んでいた理由はこれだったのか…」

と、ようやく理解した私。

 

親孝行とは、豪華な旅行をプレゼントすることではなく、「今日は何を作ろう」と考えなくてもいい時間をプレゼントすることなのかもしれません。

そう考えると、世の女性は毎日、とんでもない重圧と戦っているのだと思います。

 

でも、国際通りでも那覇空港でも同じものしか売っていないのに、あちこちのお店に入って、買いもしないのにお土産を手にする真剣な視線は女性特有のものだと確信しています。