アジアのパワースポット

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世界にはパワースポットと呼ばれる地域や建造物が多数あります。
インドネシアのボロブドール遺跡、無敵の物売り部隊が潜むバリ島のキンタマーニ高原、香港最大の禅寺・寶蓮寺、ネパールの聖なる山アンナプルナなど。

そしてカンボジアシェムリアップにあるアンコールワットもそのひとつ。
12世紀前半のクメール文明に作られたこの遺跡は、人類史上最も驚くべき優れた建築物の一つと呼ばれ、ヒンドゥー教のビジュヌ神が祭られている世界で最大の単一寺院です。
500年以上に及ぶクメール王朝時代、アンコールは東南アジア一帯における重要な巡礼地とされていたようです。アンコールは「王都」、ワットは「寺院」を意味します。次回の方位取りツアーも個人的には巡礼の気持ちです。

よく画像で目にするアンコールワットの西参道からの二つの回廊を順番に通り抜けると、高さ13mの急傾斜の石段の先に第三回廊があり、その中央には高さ65mの中央祠堂があります。一般人が登れるのはそこまで。行きは良いよい帰りはヒエ~怖!の急階段。
メキシコのチェチェンイッツア遺跡のピラミッド階段よりも、伊豆の雲見神社の階段よりも傾斜がきついのではないかと思ってしまうこの角度。
南側に取り付けられた手すり階段は登ってきたことを後悔する、団体の中年ツアー客で渋滞します。
反対側に周り、人のまばらな手すりのない、しかもスコールの後の湿った石段を恐るおそる這いつくばって降ります。ふと目を上げるとサロンを腰に巻いた裸足のお年寄り。背筋をピンと伸ばしてスタスタとお供え物を器用に頭の上に載せて何事もないかのように愁然と登ってくるのです。

自分がよそ者と思い切り感じる瞬間です。

最近は、マジで高所恐怖症ぎみです。富士急ハイランドのジェットコースター「フジヤマ」や「ドドンパ」に乗ったときにはまじでチビリそうになったし・・・・

そんな世界遺産のパワースポットも地元の子供達にとっては格好の遊び場なのです。