東北のとある山脈の麓に11月~5月までは積雪のため営業をクローズする温泉があります。
小さな頃・・・・と言っても35年も前の話ですが・・・・祖父母の農作業の秋仕舞いが終わると、毎年近所の農家のじじばばとマイクロバスで迎えに来てもらい2週間ほど湯治を兼ねて温泉に行っていました。自炊宿だったので、お客さんは同じような農家の年寄りばかりで、宿はいたるところがお手製の漬物の匂いでいっぱいでした。
立ち込める源泉の湯気の匂いは変わらず、遠い昔の記憶が呼び出されます。
今年は雪解けも早いようで、遠い親戚の人が下見に行くというのでついていきました。
透明な源泉が湧き出る岩盤むき出しの温泉。
この岩盤はまじパワーを感じます。
超~熱かったですが、なんかいい感じ。
ここまま、マイナーなままで湯治湯として残ってもらいたい。
この癖のある風味がなんともいえないわけです。