鬼門~裏鬼門

最近、家の増改築の相談が多くなりました。

「鬼門に玄関があるのでリフォームで向きを変えたい」
「裏鬼門に浴室があるので移動したほうがよいのでは?」
などなど・・・・


ご承知の通り、鬼門とは北東の方角、裏鬼門とは南西の方角のことで、家相学では鬼門や裏鬼門に玄関や大きな窓、トイレ、浴室などの水まわりを作ると、家相的によろしくないとされています。

では、何故に北東と南西なのでしょうか?

鬼門・裏鬼門の由来は諸説あってどれが正しいのかの判断は他に譲りますが、その起源は古代中国にさかのぼり、当時の都の北東には強大な敵がいて、中国皇帝であった秦の始皇帝はこの民族をとても恐れ万里の長城の建設にとりかかった、また南西からは季節風が吹き荒れて頻繁に農耕に強く影響を与えたという説です。

日本でも江戸時代には、鬼門の方向(丑寅)への造作は忌み嫌われ、家の鬼門除けとして桃の木(桃の香りは邪気を祓う)や、南天(難を転ずる)を植えたり、裏鬼門(未申)が申であることから、猿の彫り物を鬼門避けとして祀ったりしたようです。京都御所の北東角の屋根裏に木彫りの猿が鎮座して鬼門を封じているというのもこの考えによるものだとされています。



先日、先生が「事務所の裏鬼門が散らかっているのはならん!」と言い出して、大掃除。

大きな袋があったので危うく裏鬼門を散らかしている張本人も危うく捨てられそうな勢い・・・
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皆さんのご自宅でも鬼門~裏鬼門は常に整然と、そして・・・できれは家電品をそのエリアに置くことも避けたほうがいいみたいです。