毎週火曜日は・・・ニブ子デー

今から十数年前ですが、旅行業登録の要件だった資格を取ったり、Ｃクラスの格安チケットをバンコクから輸入する企画を試みていた頃に方位取りツアーの予約の処理も始めていました。

予約を希望された皆さんに手続きの案内や申込書類とパスポートの写しを送ってもらうのですが、ほぼ全ての方がきちんと期限までに送ってくれるか、パスポート申請の都合などで遅れる場合は必ず連絡をいただけます。なんて皆いい人なんだろう！と思う日々でした。
しかし・・・・どうしても期限を過ぎても連絡をくれない人がいました。かなり込んでいる路線でキャンセルしたら、その出発日にはほぼ乗れないという状況で、キャンセル手数料も増額チャージされるギリギリの期限が迫っていました。予約時点では「必ず行くので予約して下さい！」とコメントがきてました。
彼女と連絡を取るべく、メールがなしのつぶてだったので、自宅にFAX、留守電にメッセージを残したり、最後は書留で「お願いだから、☆○▽の状況なので何時でもいいから連絡して～」と手紙を送りました。

数日後、やっと電話が来て「あ～ごめんなさい。そのうちメールしようと思ってて・・・」

全く悪気もなく、ごく普通に彼女の時間は流れている感じで、正直・・・・拍子抜けしました。

連絡する前はさすがにちょっと怒りモードでしたが、電話で話をしたら、「あ～そうか？この子は知る人ぞ知る、あの超宇宙人だった・・・」と気づいて、自分の物差しを彼女に当ててイラッとした自分を恥じました。

十数年経った今も彼女は事務所のお客さんとして定期的に吉方位表のオーダーをしてくれたりしていますが、オーダー後の連絡が途絶えても、知らせてくれた入金予定日を遥かに経過してから入金されても全く気にならなくなりました。
きっと、彼女には彼女のルールがあるのです。

十数年前の、あの拍子抜けの出来事を期に腹が立つことがめっきり減りました。
今、思えば彼女のお陰なのです。

※8月に年2回の定例吉方位表半額セールがあります。