またまた尊敬

大叔父のお見合いへ都内の超大型病院へ。
奥さんに先立たれ、50代の息子二人が交代で病院へ日参しています。
私も暇さえあれば顔を出すようにしています。

お見舞いの後にお茶をすることがあるのですが、先が長くない父親との時間に戸惑いつつもいろんなことを試行錯誤していました。
入院当初、息子の一人は自宅から2時間近くかけて週末の夕食はできるだけ病室で一緒にとることを決めていました。
胃がんで食事をとれない父親が病院食をじっと眺めているだけの姿を不憫に思ったからだというのです。

何せ、彼らにとっても初体験なので、母親の時ともちょっと違って、どうするべきか?に迷いがあるという話でした。
最もなことです。基本的に誰にでも訪れることですが経験できる回数に限りがあり、プロにはなれません。

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毎回、病室がちょっと寂しい感じがしたので、花瓶要らずの花を持っていきました。
奥さんか娘がいたらちょっとは華やいだかも?と勝手な事を考えつつ病室に入ると・・・・なんと!熟女を20年程経過したであろう二人の女性が誰かの足をマッサージしているではありませんか?

病室を間違えたのか?と思い大叔父の名前を伝えると、「こちらですよ。ご親戚の方?」とにこやかに応えてくれます。
当の大叔父はすっかりやせ細ってしまいましたが、マッサージにご満悦のご様子。

「あら~綺麗なお花ね!」と花だけでは決して成し得ないムードがお二人のお蔭で病室であることを忘れさせる様でした。
しかもかなり綺麗な方々でスカート姿も様になっています。

いったい、どなた様?

「じゃ~また来ますね」と大叔父の名前を呼んでお帰りになりました。

もしかして、あれが息子たちが話していた噂の女性か?
さすが、大叔父さん!

何故なのか?理由はわかりませんが心の底から、俺も頑張ろう!というやる気が湧いてきました。

大叔父さん、今日もありがとうございます!