ニュージーランド・珍道中~がじろうさん

何度かツアーでご一緒している方で、がじろうさんと呼ばれるプロのカメラマンがいます。

仕事の関係で世界のあちこちに旅している方で、いつも旅先から連絡をくれますが、毎回必ず珍道中。

生れのタイプが攻撃型・独裁者の相だけあって、常に困難な方、なんとなくドキドキする方を選択して進み、予定通りハマって毎回笑わせてもらっています。

先日、オークランドの空港で合流してお茶した際に「今日の宿は?」と聞くと、北島のオークランドから遥かに離れたタスマン海を臨む山の中。当然ながら公共交通機関はなく、国際免許も失効していてレンカーを借りるのもちょっと面倒くさそうです。
いったいどうやってこんな面倒そうな場所を選んだのでしょうか?(笑)

「まあ、なんとかなると思いますよ・・・」といつもの調子でした。


翌朝・・・・写真付きのメッセージが届きました。

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「凍え震えて雨空を見上げて、なんでさぁ、こうなるの?ありえんだろう。
四苦八苦の末、辿り着いた宿は無人
電話しようにも圏外。タクシードライバーのも圏外。
『帰りたい』と嘆く彼に20ドルを握らせ、ケツを蹴るが如く追い立て、近隣に訊きまわる。
笑顔八方開放、please縦列放射。
俺たちには明日はない、今夜しかない。野宿で凍死なんて冗談じゃない。

ようやく暖かい部屋で、ワインと宿オーナー自慢のスペシャルパイをしみじみ味わって思う。
追い詰められてこそ、潜在能力が全開しますね、ほんとに。

異例の寒さ・・・・とオーナーのぼやき。
場所はほぼ山頂で、今朝はみぞれが降り、飼犬が大興奮。
ブログのツマにでもなれば幸いです。

気学の皆さん、方位取りの旅に出て、大いに困りましょう。
運を味方に、何とかなります。
肝は太く、でも気疲れでウエストは細くなります。
運が良ければ、絶景を眼前に、写真のような朝食にありつけることもあるでしょう。」

と、こんな調子で今回もヒヤヒヤしたようです。
夏ならまだしも、現地の夜はかなり気温の低い冬。



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目の前にはきっとこんな光景が広がっていたと思います。

ちなみに、がじろうさんは旅ばかりではなく、女性関係でも困難な方、なんとなくドロドロする方を選択してしまう様で、これはまさしく生まれ持った性(サガ)なのだと分析させて頂いております。

同じ本命星ながら虎と羊の様にタイプが全く異なるため、私は真似することなく安心路線を選択したいと思います。