『番頭劇場』・・・・・いわゆる番頭が勝手に妄想する、事実無根のフィクションがこのように呼ばれています。
皆様からの素朴なご質問
「ボケが始った年老いた父の世話を母と姉妹で交代しながらしています。親の介護は子の勤めだと思っていますので問題ないのですが、現実に直面して少々がっかりすることがあります・・・・
父が私や妹を若い時の母と勘違いするらしく、一緒にベットに入るように真顔で促してくるのです。
以前、占い教室で4月生まれと8月、10月生まれの方は年をとっても、あっちの感覚が忘れられないタイプと伺ったことがあります。私の父も4月生れです。私たちの前では朴訥で真面目な尊敬できる男性でしたが、やはり生まれ持った感覚は老人になっても変わらないのでしょうか?」
父が私や妹を若い時の母と勘違いするらしく、一緒にベットに入るように真顔で促してくるのです。
以前、占い教室で4月生まれと8月、10月生まれの方は年をとっても、あっちの感覚が忘れられないタイプと伺ったことがあります。私の父も4月生れです。私たちの前では朴訥で真面目な尊敬できる男性でしたが、やはり生まれ持った感覚は老人になっても変わらないのでしょうか?」
多くのお客様から同様の質問をされます。
このような生まれ持った素性は年齢を超えて理性のブレーキが外れてしまった場合にも顕著に表れる様です。
↑ここまでは、本当のお話です。
私の田舎の祖父は89歳で他界しましたが、普段はぼ~っとしてても、週2回訪問してくれる介護士のおば様が来る前の日には嘘のように元気になって、ひげを剃ったり、ベット周りを整えたりしていました。
そして介護士さんが来ると母を室外に行くように促し、介護士さんに「一緒に寝よう」とニッコリしたのだそうです。
そして介護士さんが来ると母を室外に行くように促し、介護士さんに「一緒に寝よう」とニッコリしたのだそうです。
私の祖父は五黄土星の8月生れでした。
母に聞いてみると真相が分かりました。
どうやら最寄り・・・と言っても車で15分もかかる距離・・・・の郵便局の局長さんが人事異動で変ったらしいのです。
しかも、男性から女性へ。
しかも、男性から女性へ。
その女性局長さんが父に気さくに話しかけてくれて、父は舞い上がってしまった様なのです。
それから82円の切手を買うためにわざわざ郵便局に行ったり、「米はまだ送らなくていいのか?」と頻繁に私や妹たちに問い合わせが来るようになったのです。
それから82円の切手を買うためにわざわざ郵便局に行ったり、「米はまだ送らなくていいのか?」と頻繁に私や妹たちに問い合わせが来るようになったのです。
母も農作業でいつも多忙で他の誰も父に注目する人がいなくなった今にあっては、女性局長さんは父のオアシスなのです。
村人からも子供からも面倒な存在となっている父に、仕事とはいえ、生きる意義を与えていただけたありがたい存在です。
村人からも子供からも面倒な存在となっている父に、仕事とはいえ、生きる意義を与えていただけたありがたい存在です。
こんな父の誕生日は8月。
近い将来、2代続けてヘルパーさんにご迷惑をかけるかもしれないと思うとため息が出ます。
そう言えば、私も4月生れでした・・・・汗