『番頭劇場』・・・・・いわゆる番頭が勝手に妄想する、事実無根のフィクションがこのように呼ばれています。
日頃、思うこと・・・・『スタッフはどうして先生の恩着せがましい話を丸々本気にしてしまうんでしょうか?』
現生で関わりが深い人は、何度か繰り広げられる前世でも何かしら関わりがあった・・・
昔、社長が霊能者の人に言われた言葉で、現在の先生を取り囲む面々は紀元前のエジプトを舞台とするステージでも立場を変えて登場人物として係わりがあるというのです。
昔、社長が霊能者の人に言われた言葉で、現在の先生を取り囲む面々は紀元前のエジプトを舞台とするステージでも立場を変えて登場人物として係わりがあるというのです。
思い出深い、2009年7月の灼熱のエジプトツアーの時のことです。
日中の外気温は54度。有名な神殿を照りつける太陽で石畳は更にヒートアップ。
そうです・・・それは弟子入り前の大場でした。
事後談として大場に伝えられたのは、社長が捨て身で介抱したという美談になっていますが、私の記憶と画像を分析するに・・・・・
同行した看護師さんと親しくして頂いていたお客様が見守る中、私は濡らしたタオルでず~っと煽ぐという、まるで人間扇風機でした。あまりの暑さに汗もかかない過酷な状況下でなんという献身的な対応だったのでしょうか!
社長は・・・その横で涼しげに眺めておりました。
15分後、やっと救急車が到着。ストレッチャーに載せて車まで運びます。
が・・・・神殿の入り口までは車は入れず、でこぼこの石畳の段差を所どころ持ち上げながら運ばねばなりませんでした。
このすぐ後、白いポロシャツのガイドさんは、「私は先にホテルに行ってドクターを呼んで準備しなければならないので、あなたが代わりに運んで!」と運搬を放棄。
声を大にして、言いましょう。
5000年前に作られた灼熱の石畳の上をストレッチャーで運んだのは運転手さんと私です。
その頃、先生はホテルに戻るチャーターバスの駐車場で他のお客様とお戯れになっていたという話なのです。
ドクターの検診を受けて部屋で休んでいた大場はまもなく回復。
そこに絶妙のタイミングで先生が登場して、いかに自分が献身的に介護をしたか?の話をしつつ、ペットボトルで「お注射!」と称して戯れながら笑いを取るのです。
九死に一生を得た気分の大場が先生の語る美談を疑う余地はなかったわけです。
皆に置いてきぼりにされて、神殿に独り残されてしまった私は、アイスクリームを食べるお金も持ち合わせておらず、「貧乏くじ」というのはこういう状況を言うのだと痛感したものです。
きっと前世では私は大場の自宅の下僕だったのだろと思います。
アイス食べたかったな~