マレーシアの地方都市のタクシー事情

イメージ 1


日頃はタクシーをつかまえるのに事欠きませんが、マレーシアの地方都市ではかなり苦戦します。

市中の大通りで待っていてもほとんど通りません。
やっとタクシーを発見しても既に乗客ありで、前回はお昼すぎに30分ほど待っていても全くつかまりませんでした。

結局、大衆食堂の前に駐車してランチしているタクシーの運ちゃんが戻ってくるのを待って駅まで送ってもらいました。


今回は夜遅い時間でしたが、駅の構内にあるタクシーのチケットブースで行先を告げて料金を支払い、チケットをもらいました。
ところがタクシー乗り場には全くタクシーはいません。
20分ほど待ってやっと来たかと思うと、相乗りを告げられます。
そもそもタクシーの車両が少ない様で、1台に2~3人の客が乗車して目的地に向かっている様でした。


一方、帰りはホテルで事前に時間を告げてタクシーを呼んでもらいました。
ホテルの高級車での送迎よりも遥かに安いとのことでした。

時間になると、係りの方が呼びに来てくれて、エントランスに向かうと、そこにいたのは普通の乗用車と30代と思しき好青年。
「Youがタクシー?」
「イェーッス!」
「駅までいくら?」
「それは分からない・・・・★○○なんで」

よく聞き取れませんが、助手席に乗るとなんと、配車サービス「UBER(ウーバー)」でした。

なので、30分弱かかる目的地の駅に着いた時に料金が出る・・・と言うことでした。
ホテルのフロントで事前に料金を確認していたのですが、あまりのもやすいので聞き取りを間違えたのかと思いましたが、全くその金額でとてもリーズナブルでした。駅のタクシーチケットブースの1/3の値段約340円。

興味があったので、道中、運ちゃんにあれこれ尋ねてみました。
彼の本業はエンジニア、市内に住んでいて奥さんと二人の公立小学生のお子さん。
親の土地を担保に郊外に中古の家を買ったが金がかかる・・・地方都市は仕事が限定されること、中華系が多いのでマレー系はコネクションの部分で弱いことなど。
理系の大学卒でしたが、収入を増やすために空いた時間は運転手をしているそうです。
意外にもこの「UBER(ウーバー)」は運転手、利用者共に便利な様で、パートタイムには非常に良いらしいのです。

UBERのアプリを入れてくれば良かった・・・