幻のパクチー

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個人的に好きな食べ物の中で、上位にランキングのパクチー
先日、プレゼントされた段ボール一箱満杯のパクチーを日々頂いて至福の食卓です。

どれほど好きかというと・・・・パクチーの種探しに遡ります。

その昔、まだ髪の毛がふさふさだった頃に訪れた場所~タイから空路で東北へ1時間半、昭和初期の日本の風景がそのまま残っていたアジアの小国ラオスのルアンプラバン。山間に位置するこの街自体が世界遺産に登録されている敬虔な仏教地域。

早朝の青空市場で地元の野菜を物色していたところ、パクチーを運んできた農家のおっさんを発見!
パクチーの畑を見せてほしいとお願いしたところ、「すぐ近くだ!」とボロボロの軽トラに乗せられ、未舗装の道を揺られること、なんと!約1時間半・・・・人の距離感がこれほどまでに違うものか?と驚かされた貴重な経験でした。

暇だったので畑仕事を手伝い、帰る手段もないので、その日は農家に泊めてもらい翌朝また市場へ向かう軽トラに揺られて街へ戻りました。
その時に分けてもらったのが、この地域独特の強い香りと、しっかりした味が特徴のパクチーの種。

その種を実家の祖父に送り、無農薬畑で栽培をお願いするほどはまっていました。

しかし、その素晴らしい種から育ったパクチーは、祖父が飼っていた南部和牛「ひめ千代号」が散歩中に畑の周りの雑草と一緒に食べてしまい幻のパクチーとなってしまったのです。



あの独特の香りのため、パクチー好きは少数派。
昨日、パクチーサラダをパックして事務所のランチに持参したところ、好んで食べたのはゲーテの相の方と腹を空かした偏屈者の先生だけ。
やはり癖のあるモノを好むのは、この種の方々なのでしょうか?