そのうちやろうはバカ野郎

あっという間に終わる毎日と違って、今日はとても長い一日でした。

深夜に義母が入院しているの病院から呼び出しを受けて高速をカッ飛んで向かいました。
何度も通って慣れているはずの道のりが、こんなにも遠く感じてしまうのは何故でしょう?


到着後、4時間ほど経った朝方、静かに息を引き取りました。
お見舞いに行くたびに「あとから、後悔しない様に・・・・しよう」と心の準備の時間はあったはずですが、結局あれをしてあげればよかった、この話を聞いてもらいたかった・・・・思えばきりがないのですが、孫達にも好かれて、家族が最後を看取ってあげられてよかったと自分を納得させることにしました。

義母はキャリアウーマンの相バリバリの攻撃型・宇宙人の女学校出の不思議ちゃんで、本当に面白い人でした。
二十代の頃の私の「若気の至り女と逃亡事件」やなにやらで何度か迷惑をかけてしまったので頭上がらずの約二十年間のお付き合い。義母の前でのみ存在する我が家の亭主関白に気づき、以前マスオさんになって一緒に暮らしても全然OK!と申し出ましたがやんわり断られました・・・

年金暮らしの慎ましい暮らしだったと思うのですが、自分の最後の費用はきちんと用意して迷惑をかけないという姿勢はやはり立派だと思います。


いつでも大変なことは、残された家族が悲しむ間もなく葬儀の手配やらお寺さんのルールと故人・親類縁者の意向の調整をすぐにやらなければならないということです。

しっかりと音頭をとれる経験者がいればよいのですが、いない場合は誰かしらが突然、攻撃型よろしく奮闘せねばなりません。

単純に下調べをして準備しておいて、その中からもっとも良いと思える選択をチョイスするだけなのですが・・・・わかってはいるが、なんとなく親はず~っと生きているのではないか?という思いを切り離すことができずなんでも延びのびになりがちです。


いつかはやっておかないと面倒なことになる、損をしてしまう、恥をかいてしまう・・・・・そんなことがたくさんあると思います。


そのうちやろうはバカ野郎・・・・以前、とある社長に教えてもらったフレーズです。
「そのうち。そのうち」と思ってやるべきことを先延ばしにして結局やらず終いで後で後悔する・・・そんなことを繰り返す奴はアホだ~という話でした。

誰にでもいつか訪れる局面です。
皆さんはバカ野郎にならないように準備ください。