時間の猶予

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バンコク市内の路地に面した飯屋さん。

かれこれ20年以上通っています。

昔は通りに面した椅子とテーブルだけの屋台でしたが、徐々に隣接するエリアを借りて広げ、今では100人程度入れる規模になっています。

 

頻繁に通っていると、目につくメンバーがいます。

写真の若い男女は28歳と29歳でこの店での修行6年目。

 

朝もいて、ランチ時もいて夕方以降も閉店の23時ごろまでいます。

しかも、接客から調理、宅配の対応、レジまで全てを担当してめちゃくちゃ働きます。

経営者の家族かと思ったら、独立開業してのれん分けしてもらうための修業だと言うのです。

 

だから自分事で時間に関係なく、必死で仕事と向き合っているのだとわかりました。

 

高齢化社会→高齢社会→超高齢社会

と、段階を追って、どの国も高齢者が増えていくことには変わりありませんが、超高齢社会の日本と異なり、この国では人口ピラミッドも中間年齢層がまだまだ多く、超高齢社会到来までは少し時間的な猶予があります。

 

今のうちに、様々な支援制度を利用して独立開業しようというアジアの若い世代のパワーはすごい!

 

うちの先生と二人ぼっちの零細企業をスタートした時は彼らと同じぐらいの年齢でしたが、ちょっと羨ましいです。