シルバーマニア

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何年か前になりますが、シルバー製品をこよなく愛する社長さんがいました。
理学系の専門で水晶やシルバ―製品の純度による電流の伝導率を機材を使用して調べて、それを製品化するというマニアックな方でした。
東南アジアのとある国に工場を作って、オリジナルの製品を自社企画で生産→輸入して全国に売っていました。
一時期は関西の高級リゾートにクルーザーを停泊するほどの財力でしたので、それなりに儲かっていた事と思います。

今はその事業を他の方に譲って南の島でセミリタイアしていますが、その社長さんか気を遣ってくれて引退の際に仕入れ元の担当者A君を紹介してくれました。

「面白そうなペンダントトップですね!合うものを作ってみましょう!」と提案してくれました。
重量のあるわしづかみ君を送り、その重さに耐えられる強度の太目のシルバーチェーンの作成を依頼すること2か月・・・何度かテストを繰り返してやっと出来上がりました。

見た目は市販のシルバーチェーンと変わりありませんが、チェーンの継ぎ目強度が同等の製品よりも強い加工が施されています。
今回は30本のみの試作品ですが、強度や色の変化などテストを兼ねての限定販売です。
付属のチェーンではちょっと短い、黒ずんでしまい洗浄剤でも綺麗にならなくなった・・・・などのご要望にお応えできるかと思います。



今、思い出しましたが、その社長さんは自他ともに認める、いわゆるデブ専マニアでした。
会社の営業担当の女性、ショップの店長さん、はたまたアジアの工場を仕切る現地法人の女性担当者まで、例外なくグラマーの域を優に超えた方々でした。
世の中にはいろんな趣味趣向の方がいるんだな~と知り合った当時は驚きと共に大変勉強になりました。

「彼はいい趣味だから・・・」と、その社長さんが紹介してくれたA君もまた、マニアな方です。
しかも女優の「現時点での松坂慶子高畑淳子が好き」という別の意味でもピンポイントのマニアです。若干ですが、そのピンポイント加減に理解を示してしまう自分が怖い・・・


やはり、お二人共に異性の趣向もマニア化してしまうタイプ。
更に自分のマニア度合いを決して恥じることなく正々堂々と自信を持って主張できるあたりが素晴らしい!
生年月日のなせる業に今更ながら驚きです。