住めば都

お客様が湘南好きで鎌倉の物件を探して引っ越すことになりました。
築古の一軒家でしたがかなり雰囲気の良い場所だとか?
「陽当たりや間取りはOKなんですが、古いので、そこが心配です。何か問題ありますか?」

建物の古さは大きな問題にはならなそうですが、物件チェックを依頼されて、住所を見ると・・・鎌倉市雪ノ下・・・・

なんと!私が学生時代に数年、二重生活を送っていた、今は無き大学の自治寮の近所でした。
蒼翠寮と検索すると卒業生のどなたかが作ったページがヒットして懐かしい画像でタイムスリップ。


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画像の通りの廃屋で廊下の床はあちこち抜けていて、当然ながら窓枠も朽ち果ててありません。建物の前の付属小学校の子供が「お化け屋敷」と呼び肝試しにやって来るような場所でした。

1988年ごろに住んでいたと思いますが、廃屋同然でも日当たりがよく、間取りも風水に即したような建物でとても楽しい数年でした。

国からの強制退去を拒むこともいよいよできなくなり、大正時代の木造の小学校を利用したこの廃墟は惜しくも取り壊しになりましたが思い出深い場所です。

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ありえないボロさでしたが、この廃屋に男女合わせて50名程が密かに住んでいました。

当時、大倉山駅前の新築マンションとこの廃屋との二重生活はかなり面白かったです。

しかし、今思うと・・・・大倉山の新築マンションはL字型の西向きで夕日しか入らずNG・・・・室内の段差、凹みなど家相的に見てもかなりマイナス物件でした。

携帯もインターネットもない時代・・・・・
帰宅したら当時付き合っていた女性と、付き合ていると自分では思っていたらしい女性が仲良く鍋をつついているという、世にも恐ろしい光景に出くわしたことがあります。


家相って本当に怖いですね。