先日、大家仲間の紹介で話題になった司法書士の太田垣章子さん。
簡単に書籍からの紹介文を転記させてもらうと・・・・
『章司法書士事務所代表で、30歳で離婚。
シングルマザーとして6年にわたる極貧生活を経て、働きながら司法書士試験に合格。登記以外に家主側の訴訟代理人として、
延べ2300件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた賃貸トラブル解決のパイオニア的存在。
年間60回以上、計700回以上にわたって、家主および不動産管理会社の方向けに「賃貸トラブル対策」に関する講演も行う。』
何がすごいって、家賃滞納者の明け渡し訴訟って超~面倒くさい分野にも関わらず、相手に感情移入し過ぎでは?というぐらいにどっぷり入り込んでいること・・・もしかしたらうちの先生と同じく貧乏くじの相ではないか?と・・・・
当然ながら資格を取っただけではお金になりません。
最初は全くの素人として家賃滞納者に寄り添う形で数を重ねていくうちに、各所からお声がかかるようになっていつの間にかその道の有名人になってしまった女性。
何事も一定の結果が出るまではあらゆるチャンスに食らいつく精神が必要だと改めて気づかされました。
うちの先生の鑑定でもダブルワークや退職後の仕事の模索をしている方からの相談が多いですが、資格を取っただけではお金は生まれてこなくて、どの道でも何らかの営業力が必要になることを説いていますが、現実はそんなに甘くないわけです・・・・
大家以外にも、親御さんが賃貸住宅に住んでいる場合のリスクなど、様々な立場の方が読んでためになる書籍でした。
数年後は他人事ではないかもしれません。