予告で、これは観ねば!と思った映画。
祖父もシベリア抑留兵でした。
アリューシャン列島の占守島での終戦後、ナホトカ径由でソ連へ連行されたことが軍歴表から分かります。
子供の頃に祖父から真冬のシベリアでの捕虜収容所の話を聞きました。
多くの戦友が寒さと飢えで亡くなりました。
幸運なことに祖父は従軍中に衛生兵と通信兵を経験してロシア語が少し話せたため過酷な労働から室内での管理業務に移行していたため生き延びられたと聞いています。
「俺は運が良かった」と話の最後を締めくくっていましたが、
今思えば、もっと詳しく聞いて記録しておけばよかったと後悔しています。
幼少期に祖父と関われたことで、どれほど幸せを感じられるようになったかしれません。
当の映画は、人間模様よりも登場する犬のシーンに泣けました。
たまに泣くと心がスッキリ。