『番頭劇場』・・・・・いわゆる番頭が勝手に妄想する、事実無根のフィクションがこのように呼ばれています。
Chromeのポップアップ通知で「渡辺謙、オンライントレードで数億円稼ぐ」という表示でまんまとカード送金してしまい、結局カードの紛失届けを出して停止手続きをしたそうです。
早期リタイア「FIRE」を目指す人が多きと聞きますが、目先のお金を追うと痛い目にあうのかもしれません。
↑ここまでは、本当のお話です。
そんな私も過去にたくさんの恥ずかしい思い出があり偉そうなことは言えません。
田舎から出てきたばかりの超貧乏な19歳の頃に学費やアパート代など即金が必要だった私が選んだバイトは・・・・スポーツ紙に小さく掲載される割の良いバイト・・・・・出張ホスト
お店で接客するのではなく、外で会うだけで金がもらえるという仕組み。
「年上は好きだからなんとかなりそうだ」
何の疑問も持たず渋谷にある、そのオフィスに行って、なけなしの3万円を払って登録。
「これで、金の心配はなくなる!」
されど、お金持ちのマダムが紹介される制度のはずが、次の日も、その次の日も自宅の電話はならず・・・・・・何度か問い合わせすると、やっと一人のマダムと会えることに。
指定された池袋の喫茶マイアミ。
そこに現れたのは40代と思しきダミ声の女性。
たばこを吸いながら、昨晩のプロ野球の話をされるが、よく理解できない。
ヒョウ柄のテロテロしたブラウス姿は、お金持ちのマダムのイメージからは遠くかけ離れたものだった。
このおば様とこの後にラブホに行って、果たして満足させられるのだろうか?とそのことばかり不安に・・・・
でも、毎回「じゃ~また今度、連絡するね!」とお別れ。
追加の更新料を払い、この繰り返しが何度かあって、やっと、これは有閑マダムからお金をもらえるシステムではなく、アホな男が騙されて登録費用を巻き上げられるシステムなんだと気が付いた時には翌月の家賃をそっくり巻き上げられた後でした。
19歳から騙され続けて30余年・・・・・
今となっては笑い話ですが、超貧乏学生だった当時は必死でした。
楽に一発逆転はないことを知らない時代でした。(涙)