年越しそば

片田舎の古い神社での大晦日。

一年間お世話になったお札をお焚き上げします。
雪が激しくなってきました。

どこの誰かはわかりませんが、寒空の下で肩を寄せ合って「来年はいい年でありますように」という声が聞こえます。

そこで参拝者に振舞われる年越しそば。
地元の畑で採れたそば粉、隣町の冷たい清水の苗代で育ったせり、三陸の海産物のトッピング・・・・それぞれ持ち寄りで地元のお年寄りが作っています。
特別、珍しいものではないのですが、でもなんかおいしい。

田舎の年寄はみな『運のそばにいく』といって眠い目を開けて喜んで食べています。

昔から続く恒例のそばです。

今まで一生懸命がんばってきた、お年寄りの皆さんにも良い年になりますように。