急いては事を仕損じる・・・

機内誌かなにかで東北の温泉街の中に地元民用の公衆温泉の情報を知りました。
湯の色に惹かれて、方位が回ってきたら行ってみようと思っていました。

そこは那須地方の硫黄の匂いが充満して、湯気がもくもく立ち上る山肌の下に立つぼろい小屋です。

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スキーの帰りに寄ったのですが、入り口に小銭箱があって「300円」とマジックで書かれていました。
300円を入れて「男性」と書かれた入口から入り脱衣所を抜けて木の板の浴室に入ると誰もいません。
蛇口につながれたホースから水がちょろちょろ出ていて「凍結防止のため水は止めないで!」と注意書き。
かなり高温だったので、蛇口を思いっきり開けて湯温を調節しようと試みたところ・・・・
「そんなに水入れちゃダメだよ!」
と隣の方から声をかけられました。

なんとそこは脱衣所は男女別ですが、浴槽は男女並んで底で繋がっており、境のつい立ても気持ちぐらいなもので、ほとんど丸見え・・・・・
次から次へど地元のオバアちゃんと思しき方々が続々と入ってくるではないですか!
彼女達は慣れているようで熱湯もあまり気にしていない様子。

私はと言うと、少しずつ湯を掛け、あぢぢ・・・あぢぢ・・と熱湯に慣らしながらも気さくなオバアちゃん達の質問攻撃にあいます。

「どこから来たのか?」
「歳はいくつだ?」
「子供はいるのか?」
「女房とはうまくいってるのか?」

そんな受け答えをしながら、やっと浴槽に体を沈めてお湯を堪能。
あまりの熱湯にフラフラになりながら、オバアちゃん達との混浴を終えました。


ヘロヘロになりながら着替えて車に戻ろうとすると、な・・なんと!上の通りからスノボー帰りと思われるおねえちゃんのグループがバスタオル持参でやってくるではありませんか!

なんというタイミングの悪さ・・・・・やってもうたで相の自分を反省・・・