炭焼き

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自分の適性にあった職業ではないか?・・・・・人に会わず、黙々と作業を続け、自己満足度が高いモノを作り上げて一人で喜こぶ・・・・・と思えることの一つ炭焼き職人


以前から是非やってみたいことが実現。
近い親類で田舎では異色の医者の息子でありながら芸大へ進みプラプラと人生修行。兄ちゃんも、姉ちゃんも都内で家族を持ってしまったために四男でありながら後を継いだこじゃれたナイスガイです。
奥さんも、これまたいい人で、目立たずに場の雰囲気を察して一歩先回りして準備して決して賞賛を求めないタイプ。しかも和紙の紙漉きを志して沖縄から来ていた時におせっかいな人たちの薦めで出会って結婚したというこれまた異色の存在。

雪深い山間部にひっそりと暮らす、まるで「大草原の小さな家北日本バージョンの様なこの家族が、趣味で土を盛って炭焼き釜を作り、数年前から農作業の側で試行錯誤を繰り返していました。

前回までは眺めているだけでしたが、今回は窯に自分で選んだ竹も積み上げてチャレンジ。

地域のお年寄り・・・・炭焼きの道のプロなので尊敬のまなざしで見られている・・・・のちょっとしたアドバイスで全く焼け具合が異なるという、かなり難しいけど面白いジャンルです。
焼きあがった炭を大きなかめに入れてトイレや寝たきりの老人がいる部屋に置いたり、喫煙する家の方の居間に置いたりすることでかなりの脱臭効果があって重宝されています。
炭の表面の細かな穴の出来栄えが脱臭効果を左右するらしいのですが、木材の種類や焼き具合で違ってきて、脱臭用、囲炉裏用、暖炉用と用途を分けて使っています。

過疎化が進み、お年寄りが多い地域ですが「やるべきこと」が山ほどあるので、お年寄りになったことを認識していない人が圧倒的に多いというある意味幸せな村を垣間見た気がします。