旅のプライスレス

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リゾートのドミトリーで出会ったリョウちゃん。
薄暗いドミトリーのベットに腰掛け、真っ黒に日焼けしていた彼をシンガポーリアンかと思い、最初は互い英語で話してましたが、日本の大学生でした。
彼はオーストラリアでワーキングホリデーを終えて東海岸ケアンズから数週間かけて各地に寄りながらバスで移動し最終地の西オーストラリアへ。

物価が高いオーストラリアで節約旅行の為、朝飯はパス、昼は軽めにソーセージ等でごまかし、夕飯を食ったら腹が減らないように寝る…羨ましくもある若者の特権。
それでは!と言うことで、おぢさんの特権でビールと晩飯をゴチしながら事情聴取タイム。

当然ながら半分は女の話です。
スラリと長身で好感度で話しも文句なし!当然モテます。しかし、シャイな所もあり、先日は19才の子にコクられたにも係わらず、旅に出てしまうし…なんとなくという理由で美味しいチャンスを断ったりしています。

「この馬鹿者!据え膳は食え!」

出来る事なら、頼むから俺と1週間でいいから、体を交換してくれ!



彼の西オーストラリアでの旅が終わると日本へ戻り、就活だと。

「自分が本当に何をしてよいのか?わからない」
はい、誰しもが思う疑問であり永遠の課題とも言えます。
おぢさんもかれこれ数十年に渡り、それを見つけては、考え直すの繰り返し。
見つけてから始めるでは時間とリスクが高まります。目の前のことを無我夢中でやっているうちに、「実はコレだった」と気づくことの方が早くて実践的だと思えます。

ちょうどプロコースでお世話になっている液嬢さんとリョウちゃんが同じタイプの生まれだったので、匿名で彼女の生き様をネタに話しました。
孤独からしばし離れて、マッタリとした夜長でした。彼の就活の選択に少しでもプラスになってくれたらと思いつつ、話しながらに自分の生き方の整理整頓ができる時間です。

普段は泊まらないカテゴリーのドミトリーでの出会いは結果としてプライスレス。

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ひたすら来た道を戻り田舎町の空港から最終便でパースへ移動。

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南半球の夏の夕日は半端なくエネルギッシュで、しかも、どっか優しい。
一瞬の旅の光景もプライスレス。