古い印鑑

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十数年前に使っていた会社の印鑑を金庫から発見しました。
確か?先生が当時、師匠に当たるばばあから購入したものだったと思います。

なんと・・・・縁の一部が欠けていました。


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印影を見てみると・・・・やはり外側の円が途切れます。
金銭にまつわる契約書類の印相の面からみて当然ながらよろしくありません。

柘植の素材の限界を感じました。


そして・・・ありがちな印鑑の「上はこっちだよ~」を示す「・」も好ましくないというお話。
篆書体の印相彫をされた複雑な印面の実印は、押印する際にどちらが上かを毎回確認することになります。

契約書類に押印する、この一瞬の時間が、「もう一度、捺印していいかどうか?」を考える最後の時間になり大切だということらしいのです。

この印鑑は次回の密教寺の護摩焚き供養へ旅立つことになります。